伊達氏スタンプコレクションとは

ふくしまDC(ふくしまデスティネーションキャンペーン)企画のひとつとして、伊達市・桑折町・国見町連携で開催されるのが、「伊達氏スタンプコレクション」です。

伊達氏スタンプコレクション

伊達氏発祥の地を巡るスタンプラリー。伊達氏ゆかりの史跡(伊達市:高子岡城跡、梁川城跡、梁川八幡神社、国見町:阿津賀志山防塁、福聚寺、桑折町:西山城跡、伊達朝宗の墓)をオリジナル御朱印帳を片手に周り、スタンプを集めると記念品がもらえる企画。さらに全スタンプを集めた方から抽選で景品が当たる!伊達氏の歴史を紐解くチャンス!是非ご参加ください!

伊達市観光情報ポータルサイト「だてめがね」より

これまで、伊達家ゆかりの地巡りを「城攻め」と称して、梁川城跡、梁川八幡神社などを回ったことがあったのですが、1日に回れる数は2〜3箇所が限界なんですよね。ところが今回、このスタンプラリーが開催されるということで、マップが掲載されたパンフレットが配布されたり、目的となるスタンプ台やノボリが設置されたりで、グッと行きやすくなったわけなんです。

この企画を知り、開催中に行ってみようと考えていたのですが、今回そのスタンプラリーをバスで回れるツアーがあるということで、早速応募してみたというわけです。

集合場所は、阿武隈急行保原駅

ツアーの集合場所は、福島県伊達市保原町字東野崎にある阿武隈急行線の「保原駅」です。この保原駅は、桑折町にある「旧伊達郡役所」を模した造りとなっていて、東北の駅百選にも選定されているそうです。

保原駅
旧伊達郡役所を模した造りの保原駅

旧型の丸ポストも設置してあり、外観もレトロな雰囲気で「旧伊達郡役所」を模した作りであることがよくわかりますね。

保原駅にある伊達市のノボリ
保原駅には、伊達市のノボリが沢山

※出発時に写真を撮り忘れたので、この駅の写真は帰りに撮影したものです。本当はとてもいい天気で、観光日和でした。

早速バスに乗車、そして出発

駅に着いたのが集合時間の10分前だったので、もう皆さんお待ちかねかと思って急いでバスに飛び乗ったら、一番乗りでした。あー、こんなことなら、ゆっくり駅周辺の写真を撮っておけば良かった…。出発時間が近づくにつれ、続々と他の皆さんが乗車されますが、意外と車内の年齢層は高いようですね。これは意外でした。

出発時間になり、いよいよ発車。バスがゆっくりと動き出します。添乗員さん、ボランティアガイドさんの挨拶を聞きつつ車窓から町を見渡すと、そこら中に「伊達」の文字が目に入ると同時に、皆さんのご挨拶からも「伊達」という言葉が沢山耳に入ります。一日を通して、こんなにも「伊達」の文字を見たり、耳で聞いたりするのは、最初で最後じゃないでしょうか?伊達市なんだから当たり前なんですが(笑

添乗員さんらの挨拶が終わると、今回のツアーのおみやげとパンフレットが入った袋が手渡されました。パンフレットの多くは周辺の駅や観光地に置いてあるものと同じですが、伊達家関連のが集まるとなんだか豪華に感じませんか?政宗のクリアファイルはグッズとして市販されているのが入ってますし、ウェットティッシュも車内で使えるのでありがたいですよね!

そしてこちらが今回のツアーのメインである、伊達氏スタンプコレクションのオリジナル御朱印帳です。一方の面には名所解説が、もう一方の面にはスタンプを押せる台紙がデザインされています。ツアーに参加しないで自力でスタンプラリーを楽しみたい方でも、このオリジナル御朱印帳を貰って各名所を回ることが出来るので、伊達市・桑折町・国見町の各公共施設を訪ねてみてください。因みに保原駅にも置いてありました。

このように、おおよそのマップと名所の解説が載っています。今は名称さえわかればスマホの地図で場所を特定できるので、この御朱印帳があれば、オリエンテーリング感覚で自力で回ることも出来ますね。

高子岡城跡

さて、おみやげ貰ってはしゃいでる間に、最初の目的地である「高子岡城跡」に到着しました!

文治5年(1189年)に中村常陸入道念西なかむらひたちにゅうどうねんさい(後の伊達朝宗だてともむね)が、奥州合戦で源頼朝に従軍し、「石那坂の戦い」および「阿津賀志山の戦い」で戦功を上げ、伊達郡を賜った。そして、この高子岡に城を築き、姓を伊達に改め、伊達氏が発祥した。

そんな伊達家発祥の地からのスタートです。

奥に見える小高い丘が、高子岡城跡です。その向こう側は断崖絶壁となっていて、その下は阿武隈川が流れています。仙台城と通じるところがありますね。なぜこの地を選んだかというと、さらに向こう側にある飯坂の大鳥城主、佐藤一族の残党に睨みを利かせるためだったとか。

高子岡城周辺には建物跡などは何もないのですが、唯一「亀岡八幡宮」が残っています。そのため伊達家の記録から、この地が伊達氏発祥の地だと特定できたそうなんです。亀岡八幡宮は伊達氏とともに、梁川、桑折、仙台と遷されますが、伊達氏がこの地にいたのはわずか100年足らずだったためか、周辺に立派な屋敷跡などは全く残されていないそうで、最終的には政宗の仙台城建設とともに仙台市青葉区川内の亀岡八幡宮に遷されることになります。また、この地の亀岡八幡宮は、付近の七軒のお宅だけで管理してるので大変らしいですね。

亀岡八幡宮からさらに石段を登ると、高子二十境 丹路盤と書かれた断崖絶壁の上に出ることが出来ます。まさに睨みを効かせる場所って感じですね。この向こう側に飯坂の大鳥城があったそうです。

そして、高子岡城跡のスタンプゲット!

高子岡城跡スタンプ
高子岡城跡スタンプ

「福島 桃の恵み」でおやつタイム

この日は天気が良かったせいか、ひとつ目のスタンプをゲットしたばかりなのに、もうのどが渇いてきたんですよ。あー、なんか持ってくればよかったなぁ、なんて思ってたら、なんていいタイミングなんでしょう!バスの冷蔵庫から冷え冷えの「福島 桃の恵み」というジュースが出てくるじゃありませんか!

福島 桃の恵み
福島 桃の恵み

ものすごいいいタイミングで、参加者全員にこの桃のジュースが振る舞われました!果汁100%なんですが、サラサラしていて飲みやすく、桃だけの甘みで甘ったるくなく、本当に美味しかったです!いかにもローカルな飲み物風なデザインもナイス!

梁川八幡神社

二番目の目的地はここ、梁川八幡神社です。今回のツアー以前にも、車で来たことがあります。政宗が16歳の時に、戦勝祈願で参拝した神社ですね。大河では初陣の時という設定になりましたが、実際は別のタイミングでの戦勝祈願だそうです。

梁川八幡神社
梁川八幡神社

またここは、政宗の正室である「愛姫」受け渡しの地としても知られています。今回は時間の都合で、その場所には行けなくて残念でした。その代わり、追加資料として大河ドラマ放送当時の資料を見せてもらえました。

この父輝宗とともに戦勝祈願をする、政宗の「初陣」の舞台が梁川八幡神社なのですが、残念ながらロケは会津の神社だったそうです。当時の梁川の方々は、地元が映ったということで大喜びだったらしいのですが、実際は違ったんですね。こういう当時の裏話を聞けるのは、ボランティアガイドさんが同行するツアーならではですね。

それと、地元の人でも知らない人が多いそうなんですが、ここにも「臥龍梅がりゅうばい」があるそうです(鳥居の近く)。臥龍梅といえば政宗が朝鮮出兵の時に持ち帰って、瑞巌寺に植えたとされるのが有名ですが、その枝を貰ってこの地に植えたそうです。その臥龍梅が大きくなったので、さらに枝分けして植えたのが、この梁川八幡神社の参道脇にあります。つまり、瑞巌寺の臥龍梅の孫に当たるものだそうです。とは言え、その臥龍梅も探すと結構色んな所にあるみたいですね。参考:伊達政宗公の臥竜梅(朝鮮ウメ)

この辺の公園もだいぶ整備されてきてますね。度々武将隊の催し物もあるようです。この日は広場でのイベントはなかったのにやけに混んでいるなぁと思ったら、八幡様発掘調査の説明会が開かれていたようです。時間があれば参加したかったですねぇ、残念。

梁川八幡宮のお守り
梁川八幡宮のお守り

あまり自由時間がなく写真はそれほど撮れなかったんですが、しっかりこんなお守りをゲットしてきました。八幡宮は、武士達に戦いの神様である「軍神」として崇拝されていたそうで、現在では何かに「打ち勝つ」ようにという意味で、参拝する方も多いんだとか。

そして、梁川八幡神社のスタンプゲット!

梁川八幡神社スタンプ
梁川八幡神社スタンプ

やながわ希望の森公園にて昼食

午前の部は、高子岡城跡と梁川八幡神社で時間となりました。お昼は、伊達市にある「やながわ希望の森公園」内の農家レストラン「産業伝承館」で頂きます。ここの公園凄いです。なんと園内にSLが走ってます!そのSLにもあとで乗せてくれるとのこと!でも、その前にお昼にしましょ。

ツアー代金2000円ポッキリなのでお昼は全然期待してなかったのですが、この心尽こころづくしの「そぼろ膳」なかなか美味しいです!

伊達鶏だてどりは好物であろう?」そんな声が聞こえてきそうな、この御膳の内容は、地元産の伊達鶏を使ったそぼろ御飯、だんご汁、サラダ、漬物、人参とこんにゃくのくるみ和えで、メインのそぼろ御飯はもちろんですが、だんご汁の美味しいこと!人参とこんにゃくのくるみ和えも、おめでたい時にしか作らない特別なものらしく、すごく上品な味でした。

やながわ希望の森公園から出発
やながわ希望の森公園から出発

お昼を食べ少しの休憩の後、公園内のSLに乗って出発です。時間的には約5分間、距離にして800m程度だそうですが、みんな大喜びでしたね!大合唱の車内がその証(笑

梁川城跡

鎌倉時代に伊達氏によって創建されたと推定される本格的な平山城。中世の庭園が本丸部に残っているのは全国でも珍しく、昭和53年から56年4月にかけて復元された。

そんな梁川城跡が三番目の目的地です。政宗は戦勝祈願で梁川八幡宮に参拝に訪れた際、この梁川城に二泊しているそうです。そしてその時の城主が伊達稙宗の八男、伊達宗清(梁川宗清)です。

ここは明治時代から梁川小学校があったのですが、東日本大震災で校舎が倒壊したため、移転。その際発掘調査をした所、伊達氏3代伊達義広〜4代伊達政依のころと推定される遺物が発掘されたようです。今後、本丸跡には伊達市の歴史資料館の建築も検討されているらしく、すごーく楽しみなのですが、その梁川小学校も現在取り壊し中でした。歴史資料館ができるのは楽しみですが、ここに通った人達にとっては、寂しいでしょうね。

梁川城跡心字の池
梁川城跡心字の池

この心字の池の先に見える石垣ですが、かつてはこの上に物見櫓ものみやぐらを作って敵に備えたそうです。じゃあ、その敵は誰かというと、「伊達政宗」です。

かつては政宗の先祖は代々この地に住んでいたわけですが、政宗は奥州仕置により米沢から岩出山、そして仙台に移ることになります。その関ヶ原の頃、ここ梁川城主だったのが上杉の家臣「須田長義」です。政宗は旧領を取り返すために、ここを攻めるわけですね。その侵攻を防ぐために、須田長義は石垣や物見櫓を作ったそうなんです。

そんな訳で、梁川城跡スタンプゲット!

梁川城跡スタンプ
梁川城跡スタンプ

阿津賀志山防塁

源頼朝軍を迎え討つために奥州藤原軍が阿津賀志山から阿武隈川まで約3kmにわたって築いた防塁。伊達朝宗(中村常陸入道念西)が戦功をあげた地のひとつ。国指定史跡。

四番目の目的地がこの阿津賀志山防塁です。この鎌倉方の源頼朝と奥州藤原氏との戦いで、中村常陸入道念西が奮闘し、鎌倉方を勝利へと導きました。この戦功により伊達郡に領地を得た中村常陸入道念西は、伊達郡に移住し伊達朝宗を名乗るようになりました。それが伊達氏の始まりだったわけですね。

天正18年(1590年)の秀吉による奥州仕置まで、伊達氏のこの地方での支配が続きました。

そして、阿津賀志山防塁のスタンプゲット!

阿津賀志山防塁スタンプ
阿津賀志山防塁スタンプ

「もんもっぱい」でおやつタイム

伊達の香り もんもっぱい
伊達の香り もんもっぱい

午前中は、「桃の恵み」というジュースが出てきましたが、午後は「もんもっぱい」というお菓子が振る舞われました!ネーミングはともかく、これ、うまっ!名前の通り、桃のあんが入ったパイというような感じなのですが、優しい甘さでほんのり桃味なんですよ。おみやげで買って帰りたいくらい!次回行った時は、先ほどのジュースと一緒に忘れず買おうと思います。

福聚寺(光明寺跡)

かつて、4代政依が信仰していた伊達五山のひとつである光明寺があった。伊達氏の始祖朝宗夫人の墓がある。

五番目の目的地がこの福聚寺(光明寺跡)です。現在、光明寺は仙台に移っていますが、かつてはこの地にありました。仙台市青葉区の光明寺は、支倉常長の3つある墓所のうちのひとつですね。お墓を囲む柵代わりの石が赤っぽいですが、これは昔この辺の地域で採掘されていた珍しい石らしいです。ボランティアガイドさんのお宅のお墓も、同様な石材を使っていたそうです。

そして、福聚寺(光明寺跡)のスタンプゲット!

福聚寺(光明寺跡)スタンプ
福聚寺(光明寺跡)スタンプ

桑折西山城跡

伊達氏の14代稙宗が築城したといわれている。本丸・中舘・西館・空堀や石塁などの遺構が見られる。

六番目の目的地が、桑折西山城こおりにしやまじょう跡です。ただ、ここはバスで現地まで行くのは厳しい等の理由から、麓の観音寺を見学ということになっています。管理上の都合か、スタンプ台も観音寺内に設置してありますね。御朱印帳の案内には、「未整備につき探索には十分注意してください」と記してありますが、訪れた方のブログを見る限りでは、結構整備されている印象を受けました。

その桑折西山城ですが、伊達氏14代伊達稙宗だてたねむねが天文元年(1532年)ごろ、陸奥国守護の居城として築いた山城だそうで、その子伊達晴宗だてはるむねが同17年に米沢に居城を移すまで、伊達氏の本拠だったところです。噂の天文の乱の時ですね。今回はツアーの関係上行けませんでしたが、機会があれば本丸跡まで行ってみたいですね。

本丸跡まで行けなかったけど、スタンプゲット!

桑折西山城跡スタンプ
桑折西山城跡スタンプ

 

伊達朝宗の墓

伊達氏の始祖、伊達朝宗(中村常陸入道念西)の墓。享年72歳。江戸時代の仙台藩主は参勤交代の折に、この地に墓参していたという。

最後の目的地は、この伊達朝宗の墓です。民家脇の道路を入っていく感じなので、分かりづらいかもしれませんね。伊達朝宗が最初に築いた高子岡城跡から始まり、最後にこの墓所で締めくくられるこのツアー。ルートもしっかり考えられて作られていて、内容も盛り沢山でした。

そんな訳で、ラスト伊達朝宗の墓のスタンプゲットです!

伊達朝宗の墓スタンプ
伊達朝宗の墓スタンプ

スタンプ報告所に報告して、記念品ゲット!

全ての伊達氏関連名所を回り、スタンプもゲット出来ました。後は本日の出発地、阿武隈急行保原駅内にある、伊達市観光物産協会のスタンプ報告所に行って記念品をもらうだけです。

ここから先はネタバレになるので、これからスタンプラリーを楽しもうとしてる方は、見ないほうがいいかもしれません。すでに掲載しているブログもあるようなので、下記のリンクをクリックすると見れるようにしてありますが、楽しみにしている方はクリックしないで下さいね。

[accordions type=”toggle” handle=”pm” space=”no” ] [accordion title=”スタンプラリー記念品” state=”close” ]

じゃーん!プラスチック製で「伊達氏スタンプコレクション COMPLETE」の文字がプリントされた、特製のカードでした!裏面には、前立ての弦月と辞世の句「曇りなき 心の月をさきだてて 浮き世の闇を 照らしてぞ行く」が書いてあります。

紙じゃなくプラスチック製なので耐久性もあるし、各名所を回った記念と思い出にもなるしで、ファンには嬉しい記念品だと思います![/accordion] [/accordions]

まとめ

これだけ盛り沢山な内容のツアーで、たった2000円なんだから凄いですよね。ふくしまDC中だから可能なのかもしれませんが、5000円くらいでもまた行きたいくらいです。バスに乗る前は政宗ファンで満員になるのかと思っていたら、意外とそんなことはなく、ツアーそのものに魅力を感じて参加されているリピーターの方もいましたね。伊達氏関係なく、普通の史跡めぐりツアーとしても十分楽しめる内容でした!来年も期待してますよ?

DC特別企画 伊達氏スタンプコレクション – 福島県伊達市観光ポータルサイト 「だてめがね」

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